あらぁ 其の弐ですわ





      





    


      

 

 




2:淡路島から室町時代

淡路島に大きな流木が漂着したという、例のお話から始まるわ。
  • 例のお話?ってなんでしょう。この伝説だったかな。
        こんな伝説もあるの。

      遥か南の国から流れついた流木を、島民が火にくべた。
      いい香りがした。言葉には表せない良い香りだった。

    これはただならぬことぞと、
    その流木を時の帝に献上した
     と。
  • そして室町時代、時の将軍、義満は能阿弥、相阿弥、芸阿弥とともに東山文化を大成したのよね。香、花、茶の体系化と発展に理解を示す文人の将軍さんは、三條西実隆公に命じて、門弟らとともに「日本香道」の基礎を造らせたのよね。 芸道としての歴史がここから始まるのね。
        途中から二つに分かれ、香道には現在、御家流と志野流の二流派があるんですって。
      簡単明瞭に紹介させていただくと


    • 御家流は貴族、公家の流派、志野流は武家の流派


  • 御家流の基本は【香りと雰囲気を楽しみ、遊び心の余裕を得る】

  • 志野流の基本は【精神修養で形の完成を通じ、心の鍛練を図る】

かしら、主流の流派のかた。かをりの上記解釈が間違っていたら
   洋彰庵にそっと教えてあげてね!!

香道具も御家流は蒔絵の漆器、志野流は桑製の木地、と作法や心構えにも相違点があるみたいね。

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