０１、あなたがこのような本を編むとしたら、なにを基準にして選びますか？

０２、あなたの人生を変えた本や、本のくんだりがありますか？

０３、人生の問題に直面していて、ぴったりのときに、ちょうどぴったりの
　　　本を手に入れ、ぴったりのページを開き、まさにぴったりの答えを
　　　得たとすれば、それは偶然だと思いますか？

０４、天使や悪魔や奇跡について聖書は語りますが、
　　　それでは聖書はファンタジー文学に属するのでしょうか？

０５、トルストイが書くモスクワ、フォンターネが語るベルリン、
　　　モーパッサンが描くパリ、これらの都市は現実にあるのか、
　　　あるいはそもそもかってあったのでしょうか？

０６、ゲーテが親しく呼びかけた月（御身はふたたび茂みと谷をみたし……）
　　（「月に寄す」）と、あの二人の宇宙飛行士が歩きまわった、泥や埃から成る
　　　塊は同じ一つの天体でしょうか？

０７、戦争の残虐さからなにも学ばず、自分も変わることなく戦争を体験した者に、
　　　戦争の残虐さの叙述が何かを教えたり、
　　　そればかりかその者を変える事が出来るでしょうか？

０８、千人の苦しみは、一人の苦しみよりも大きいのでしょうか？

０９、一平方キロメートルの赤い面は、一平方メートルの同じ色の面よりも
　　　もっと赤いでしょうか？

１０、人の意識の外にある世界「自体」を想像するには、少なくとも一人の
　　　人間が必要ではないでしょうか。つまりそのような世界を想像する人間が？

１１、現実に対してわたしたちがもつ観念が変われば、現実も変わるでしょうか？

１２、それを表す言葉がまだない、そのようなものを考えることができますか？

１３、言葉がまだ話せず、したがってまだ考えることもできないとされる
　　　幼児が、言葉に意味があるとわかるのはどうしてでしょうか？

１４、「すでに」とか「さっき」という語の意味を説明できますか？

１５、詩を”理解した”というとき、それはどのようなことでしょうか？

１６、百年、二百年後の人たちが、わたしたちがもつ世界観に、信じられぬと
　　　首を振る事は考えられることでしょうか？

１７、すべては無意味だと、人に説きつづけてやまないニヒリストを
　　　駆り立てるものは、何なのでしょうか？

１８、上手にキリスト像を描く画家は、その画家自身が一種のキリスト
　　　であるべきだと期待するのは正しいでしょうか？

１９、恐ろしい拷問死を、美しい絵、美しい音楽、美しい詩歌で表現するとき、
　　　なにがそれを正当化するのでしょうか？

２０、美は客観的事実なのでしょうか、それとも主観的体験なのでしょうか、
　　　それともこのように問うこと自体が、そもそも間違っているのでしょうか？

２１、両の手を打ち合わせたとき、片方の手はどのような音を発するのでしょう？

２２、磁針が常に北を指すようにする力は針にあるのでしょうか、
　　　それとも地球にあるのでしょうか？

２３、おおぜいの人が同じ本を読むとき、本当にみんな同じものを読むのでしょうか？

２４、読者と本のあいだに生じることは、どこで起こるのでしょうか？

２５、精神なくして精神を否定できるのでしょうか？

２６、長編小説を書くことはもうできないと、長編小説なみの分量の本を書くのは
　　　どうしてなのでしょうか？

２７、「予知の語り手」ではないと主張する作家たちが書く物語を、
　　　だれが考えだすのでしょうか？

２８、詩的虚構と嘘のちがいは何なのでしょうか？

２９、芸術は省略にあるとすれば、最高の芸術とは
　　　なにもしないことではないでしょうか？

３０、そもそも読者に詩人を理解する義務があるのでしょうか、
　　　あるいは詩人に読者が理解できるように書く義務があるのでしょうか？

３１、「本」という語をモールス符合、ゴシック文字、点字、そして中国の
　　　表意文字（漢字）で見るとき、そしてこれらの文字を知らないとき、
　　　まったく異なるものだと思わざるをえないのではないですか？

３２、小説でカフカが言わんとすることが、評論家がその小説を解釈して述べること
　　　であるとすれば、なぜカフカはそれをはじめから書かなかったのでしょうか？

３３、本に登場する人物は、その本が読まれないとき、なにをしているのでしょうか？

３４、美しさを願うとは、うわべを美しくすることを願うことでしょうか？

３５、平均的人間というものに出会ったことがありますか？

３６、ドイツ、イギリス、フランス、スペイン、イタリアの全文学が二十六の
　　　アルファベットから成っていることは、実に不思議なことではありませんか？

３７、カバラが教えるように、神が二十二の文字と十の数字で
　　　この世界を造ったとは考えられるでしょうか？

３８、重力を克服するダンスは重力なしにありうるでしょうか？

３９、思考とは脳のなかの電気化学的プロセスにほかならないという考えは、
　　　脳のなかのどのような電気化学的プロセスが考えたのでしょうか？

４０、現実が「実際に作用すること」と関連があるとすれば、
　　　夢はどのような現実を持つのでしょうか？

４１、人を病や健やかにする本があるでしょうか？

４２、だれもが人生で妖精から三つの願いがかなえられるのを、
　　　あなたも見たことがありますか？

４３、むずかしいこと、それとも楽なこと、
　　　むずかしいのはどちらだと思いますか？

４４、本当に問いは四十四問だったか、数えなおしてみますか、
　　　それともわたしの言葉をそのまま信じますか？

う〜　答えは？？　yes[Ｊａ]　no[Ｎｅｉｎ]

模範回答は存在しませんね・・・　しいぃ〜ん
ほつほつほつ・・　たのみましょうかぁぁｘ〜

の世界・・・・・・行く雲流れる水、うんすいさんの気分で　ｙ庵