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38億歳のBaby


【1個の細胞から1人の人間へ】

洋彰庵


38億年前の地層に含まれる炭素質物質の炭素同位体組成の測定結果、何らかの生命体由来の炭素であったという。これがタイトルの38億歳のBabyに結びついた訳だ。地球上での生命の起源は、少なくとも38億年以上前から、地殻の形成された43億年以降のこと。この発見は、従来の説よりも生命の起源が古くなる可能性を秘めた重大な出来事。そして約30数億年前になると細菌に近い原核細胞の祖先が出現した。

卵子と精子が合体し、一個の単細胞として母親の体内に宿り、母親の羊水=(太古の海環境)で、過去38億年の進化の過程を、いわゆる【とつきとおか】=9カ月、で辿り誕生する。これらのすべての過程で、遺伝子(DNA)に刻み込まれた情報が利用される。片親から子へ物として伝えられるのは、わずかに1個の生殖細胞の中の1個のDNAのかたわれであり、 この微少なDNAのかたわれの合成で出来た指示に、自らの子孫の運命を託しているのである。進化論から言うと人間が一番進化した生命体ということらしいが、
その進化(受精からひとになるまで)の過程をざっと見てみようか?


1:受精後:2〜6日目 細胞分裂と分化

受精卵は2日目になると、細胞は二つに分かれる。それぞれの細胞が2つ、4つ、8つと3日目には合計8つの細胞となる。細胞の数は増えるものの、他はほとんど何も起こっていないので、この時期に8つの細胞がもし1つずつに分かれれば、それぞれが胚になり、別の人間(生命体になる可能性がある。)1卵生8つ子だね。
再び細胞分裂が起こって細胞が16個になると、違った性質の成長を始める。外側の細胞は、将来、胎盤などの、成長中の胎児を守る働きを持った器官をつくる細胞へと分化する。 内側は当然、ひとに なってゆく分化が始まる訳だ。

1つの細胞が分化を始めると、娘細胞、その次の娘細胞、【ちなみに子細胞とは呼ばずに、娘細胞(じょうさいぼう)と呼ぶんだよ】すべて分化された状態にあり、細胞の可能性はどんどん狭まっていく。何回もの細胞分裂が起こり、最終分化という段階に到達する。分化と発達は、同時進行であり、全体的な組織の発達は個々の細胞の分化によって起こるのである。 なんだか難しいね。



2:受精後7〜13日 透明帯脱出・着床・妊娠

受精後約1週目に、透明帯に大きく亀裂が生じて胚が抜け出してくる。この過程を哺乳類の発生学では、透明帯脱出と呼ぶ。胚の外側の細胞はかなりべたついており、条件が整えば、胚は子宮に付着し、着床が成立、母体から栄養を吸い取る準備が完了だ。 胚(この時期はまだ胎児ではない)胚の外側の細胞と、母体の子宮内の細胞が混じり合って、胎盤になる組織が形成され始める。 ますますわかんない。?



3:3〜5週目 胚から組織へ

3週目の初め、胚の内部に少数の細胞が胎児となる分化を始めるんだ。もう胚を2分しても、各々が胎児として成長することは有り得ない。15日目の胚は人間に分化していくのか、分化が止まるかのどちらかだね。 この後、急速に発達が進み、4週目には、腸、肝臓、心臓が形成され、4週終わりには心臓が鼓動を始める。また、脳の形成発達が始まるのもこの時期だね。



4:6〜14週目 胚から胎児へ

受精後6週目から8週目の間に、胚は、人間と同じ形になる。外見が人間に近くなったことで、呼び方も胚から胎児へと変化する。主な臓器が出現し、内部も人間らしくなる。妊娠期間の初期3ヶ月で、こんなに変化が起こるのだ。



5:18〜22週目 胎動の始まり

そして胎児が初めて動くのを感じられるのがこの時期だ。その後24〜26週目には、
a:生育能力を持つ。(胎児の肺が機能し始めるからである。ここから海から上陸した生命体だね)
b:大脳皮質活動が現れ、25週目からは脳の活動が始まる。

上記のa項b項ともに変化を続けつつこの世に生を受ける。そして未熟ではあるが、海から上陸した生命体の完成は出生後10歳になる頃である。27週から誕生までは、知りたければ、参考書(医学書)を読むべし。



それで 結論なんだが、このように僅かの期間で長〜〜〜〜ぃ生命の歴史を辿り、人間として生まれてきたのに、母なる地球をこんなに短期間で傷つけていいのかなってのが 本稿の言いたい放題な訳でした。もっと詳しくは、いずれ別項で。

最初に【微少なDNAの指示に、自らの子孫の運命を託している】と書いたけど、すべての生命体の、このDNAが危機に曝されているよ。      とすると次の地球の支配者は?








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