青少年による犯罪や官僚・経済界のいわゆる有識人・加えて正義の味方、警察官の汚職事件などが新聞紙上を賑わせている今日この頃です。(平成12年度記載)その度に、評論家などが事件の背景や対応策らしきものを検討されたり、書かれたりしていますが、どうも庵主にはしっくりこないことが多々あります。それは、庵主洋彰庵がへそまがりというだけでなく、どれもこれも目先の小手先対応策のみであり、事件の本質を捉えていないからなのだと存じます。
たとえば、官僚の汚職に対して、罰則を強化しろという意見もあります。この罰則強化という考えは良いとしても、官僚たちは所謂(ご自愛のため)にかかる法律を制定する前に一斉に反発し、その結果、総理大臣までもがこうした官僚の意見に従ってしまうのです。問題は、【悪い事を悪い事】と認識できない人や、悪いと思っても直す事ができない現代社会や近代の人間性にあるのです。
こうした人の価値観なり人格なりを変える事は、非常に厄介なことです。というのは、我々のほとんどがこうしたいわゆる悪い人と同じ未熟な大人だからです。
したがって、こどもを自分たちより少しずつ少しずついい子に育てて、世界中の人をいい大人だらけにしてしまう、それが社会が良くなる唯一最高の方法だと。・・・理想論をいっても学校に行かない子どもや自分のからにこもってしまう子どもが増えてしまって・・・
現代教育(おとな社会)が悪い?子どもが悪い?子どもが悪いはずがありません