あららもう其の四ですわ





      





    


      

 

 




4:ふたたび歴史と共に

    太平洋戦争中は、あらゆる芸道が凋落し、香道は真っ先に衰微したみたいだわ。でも、戦争終結後、世の中が落ち着くにつれ、日本独自の文化が再認識されるなかで、香道も次第に隆盛に向いつつあるのね。

  • 香は、小さな香木から匂い立つ薫が、様々な幻想の世界をイメージし、心安らぎ、自分の美の世界を創り出していくのよね。でもなんで香道はなぜポピュラーにならないの?

  • 茶道や華道と同等の香道が、なぜポピュラーにならないのか?不思議だわ。これは香道みずからポピュラーになる事を嫌っているからだと思うの。多くの弟子や門人を受け入れないみたい。

  • 理由は、需要が増加した場合に香木の供給が追いつかないから?
    だって樹木のミイラは大量生産できないしぃ〜、採取し尽くしたら、もうおしまい?

  • 毎年新茶が供給される「茶道」や、四季折々に咲く花を用いる「華道」と違って、「香木の供給難」そこに香道がポピュラーの道を選ばなかった最大の理由があるんでしょうね。


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