Yousyouan's traditional MEDICAL lesson

【 快適生活の古典醫学的なアドバイス:7月 :洋彰庵 利吉 】


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7月の過し方










温故知新(7月)


7月になりました。この時期はが盛んに発生し、

汗が出て人間の皮膚が大いに開くために、外邪が侵入しやすい。と貝原益軒先生は

養生訓のなかで記載しておられます。では気とは?  元気 病気 天気 気合が

はいる 気疲れ 気が滅入る よく使う( 気 )ですが、その意味や概念を的確

に把握しようとすれば、以外とやっかいな言葉です。大気 気が気でない 

気という文字が気がかりで気にかかって気が散る。さて気とは?


ある本には、「古来の中国の道教の自然観をもって天地以前に存在したもの」とされ,解説には、潜在的活力で、目には見えず、取り出して見ることもできないが、それが内在していることによって、それを含む(内含)するものに動きが生ずる。 といった解釈だそうです。たとえば血 は血液であるけれども そこに気がついて 血気になると 血気さかんに と 流動する血液になる意味となり、空 は(から)だけれど そこに気がついて空気となると 目にはみえないが重要な物事を動かす力となる。歴史上のことでは、漢民族が古代から気を(潜在的活力)として想定し 陰と陽の気に分類、唐の時代から人間の体内にある元気(宇宙に先んじて存在した気)を内気・外界の元気を外気・と称し、外気には外邪もあると考えるようになったとのこと。そして外気を吸い込む呼吸法や、体内の内気をめぐらせる種々の健康法が発展していったとのこと。     ふーん 勉強になりましたねぇ。


では 気 のはなしはこれくらいにしまして、

夏 の < 日 常 と 季 節 の 過 ご し 方 > その1

を記載しましょう。 インド古典医学 および最近の冷房病対策の本の記載から抜粋しました。 夏は体力や消化力がもっとも弱くなる季節ですから、動き過ぎや食べ過ぎに注意しましょう。夏に食欲が低下するのは、食べ過ぎや飲み過ぎを防止する意味もあるのだと思います。
ですから、極端な冷房で身体を冷やし、出るはずの汗を止め、脂っこいスタミナ料理を食べ過ぎたりするのは、下手な夏の過ごし方ではないでしょうか?安あがりの身体浄化法だと思って(何とエコロジー)暑さを楽しみ、大いに汗をかきましょう。汗をかいた後は、水分を補給し、サッパリしましょう。こうすれば食あたりや水あたりを防止できると思います。

アーユルヴェーダの古典医学には、上記のような事柄が書かれていました。

冷房病対策の基本 暑いはずなのに冷える夏の冷房対策

「拝啓 寒い季節になりました」と言いたいほど冷蔵庫状態。
「冷房地獄」をどう乗り切るかで「夏バテ」が左右されます。個人の「快適温度」に落差がありずぎるのが原因でしょう。

対策  o 上着は一枚必ず持ち歩くこと
 エアコンが出す熱気のため、商業地域やオフィス街(都心部)は外気と室内の温度差が激し くなります。上着をこまめに脱ぎ着して冷えすぎないように。また外で汗をかくと室内入っ た時冷えやすくなるので注意。

    o 冷たい飲み物を過剰に取らない
 冷たい飲み物は胃腸の働きを弱め食欲不振になります。代謝しきれなかった水分が体に蓄積 して、むくみや冷えの原因。甘い飲み物の取り過ぎも季節を問わず止めたいものです。

    o 栄養たっぷりの食事を
 夏場特に欠乏しやすのは、鉄分、ビタミンC、A、Eなどです。これらは紫外線による皮膚障 害( シミ、シワ )の予防にもなります。

    o 汗をかくことも必要です
 環境に順応できる体作りには汗をかくことも必要です。時には思いきり汗をかきましょう。

    o シャワーはやめて、お風呂に
 夏場はついシャワーにしてしまいがちですが、一日の冷えや疲れを取るのはやはりお風呂。




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